自由研究 雲の実験教室 |
雲はどうしてできるの? 雲の作り方 ペットボトルに雲を作ろう! |
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ペットボトルの中に雲をつくってみよう! |
江戸川の土手付近から空を見上げたらこんな雲が浮かんでました。雲って美しい! |
大空にふわふわ浮かんでいる雲って、とっても気持ちがよさそう! いろんな形の雲があって一日中眺めていても飽きませんね。 時々、江戸川の土手で雲を眺めながらのんびり過ごします。 動物に見えたり、食べ物に見えたり、乗物に見えたり、… でもこの雲、一体どうやってできているんでしょう? |
富士山頂から見た風景 雲海から太陽が! |
ここではペットボトルの中に雲をつくる実験を紹介します。 果たして雲の正体とは? ひまじんの「なんちゃって自由研究」です。 みんなの夏休みの自由研究に役立てば幸いです。 |
雲ができる仕組みって? |
まずは雲ができる仕組みを説明しましょう。 今回は 雲ができる仕組みを理解 → 実験で確認 という手順で進めます。 |
雲を上から見たところ(飛行機より) 何だあの穴は? 穴あき雲? |
雲を下から見たところ(地上より) うろこ雲ってとってもきれい! |
@ 地表付近で暖められた空気はどんどん上昇していきます。 A 対流圏(高さ10kmくらいまで)では上空へ行くほどどんどん気圧が下がってくるため、空気は膨張します。 B 上昇した空気の温度は下がり、空気中の水蒸気がチリに集まって小さな水滴や氷の粒ができます。 C この小さな水滴や氷の粒を雲粒といい、雲粒が集まって雲ができます。 【 補 足 】 雲ができる場所は対流圏(高さ10kmくらいまで)です。対流圏では上に行くほど気温は低くなり10kmくらいで約−50℃になります。 更に上の成層圏ではオゾン層が紫外線を吸収し熱源となっているため温度は下がらなくなります。(温度は上がっていきます。) 故に上昇気流も対流圏までで止まってしまうのです。 |
如何でしょうか。頭の中では理解できたでしょうか。 それでは続いて実験を通して確かめてみましょう。 |
道具・材料 |
◆ ペットボトル(炭酸用 1.5Lのものを使用) ◆ 炭酸キーパー(下の写真の商品) ◆ 水を入れるスポイド(特になくてもよい) ◆ 線香 ◆ ライター |
今回の「雲をつくる実験」ではペットボトル内の気圧を簡単に上げることができる「炭酸キーパー」を使っています。 「炭酸ぬけま栓」も購入してみましたがこちらでも同じように実験はできました。ペットボトルは勿論炭酸用を使います。 |
炭酸キーパーと炭酸ぬけま栓 | 炭酸キーパー | ネーミングが素敵 |
ペットボトルの中に雲をつくろう! |
道具・材料がそろったら早速以下の手順で実験してみましょう。 |
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ペットボトルの口に炭酸キーパーを取り付けます。キャップと同じように回して取り付けます。 | ペットボトルにぬるま湯を少し入れます。蛇口から直接温水を入れても構いません。すると中に水蒸気が発生しペットボトルの内側が少し曇ります。湿った空気です。 | |
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ライターで線香に火をつけます。火を使うときは大人の人といっしょに行ってください。火遊びは決してしないように。 | ペットボトルの中に線香の煙を少し入れます。これが空気中のチリになります。線香の火にはくれぐれも注意するように。 | |
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炭酸キーパーの頭をプシュプシュと押してペットボトル内に空気を押し込み、中の気圧を上げます。ペットボトルの側面がパンパンになるまで空気を入れてください。 | 炭酸キーパーの蓋の開閉はワンタッチでできます。蓋を開けて一気に気圧を下げると、小さな水滴がたくさんできて、ペットボトルの中に雲ができます。 |
7 |
空に雲ができる現象と同じ状態です。 ペットボトルの中は、気圧が高い状態から一気に低い状態になり、空気が膨張すると同時に温度が下がって雲になります。 |
たくさんの小さな水滴が動いて見えます。 この小さな水滴が雲粒です。 |
雲を下から見たところ(地上より) うろこ雲ってとってもきれい! |
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